CRAFTSMANSHIP技術紹介
素材に息づく記憶を、技でかたちに。
JUME BONSAIは、日本の伝統工芸と独自の造形技法によって生まれています。
私たちJUMEを立ち上げた盆栽家 眞利子 大輔は、長く本物の盆栽と向き合い続けてきた職人です。
だからこそ、「命の重さ」「時間の意味」「枝一本に宿る感情」を知っています。
無垢-MUKU-も、匠景-SHOKEI-も、その知識と感覚がなければ生み出せなかった新しい形の盆栽です。
単なる模倣ではなく、「本物の命を創り出し、見送った者だからこそ表現できる盆栽」がここにあります。
Paper軍道紙
盆栽家・眞利子大輔が素材として厳選したのは、東京の無形文化財にも指定されている手漉き和紙「軍道紙」。その最大の特徴は、繊維が不均一に重なり合い、自然な揺らぎや時間の層をそのまま紙に写し取る力にあります。
この“繊維のゆらぎ”は、均質な工業製品では表現できない、命の痕跡や時間の積層を物語るもの。軍道紙は単なる素材ではなく、自然との共鳴を宿す「生きた素材」として、JUME BONSAI 匠景-SHOKEI-の世界観の中核を担っています。
Craftsmanship匠の技
枯れた盆栽には、一見して“終わった命”が宿っているように見えるかもしれません。しかし、幹のねじれ、枝の張り、根の露出といった構造は、かつて命があった証であり、そこには“時間”が宿っています。
盆栽家 眞利子 大輔は、その痕跡を「どの角度から見れば最も美しく見えるか」を判断し、樹形の見極めと構成、剪定と整枝の再構築、根の処理と苔・土の演出を再設計します。
これは、生きていた頃の剪定とは異なる、“命を閉じた後”の美しさをつくる高度な審美眼と経験が必要です。